2011年09月02日

火の見やぐら

私が幼少の頃 住んでいた家は
今の実家と同じ通りに面した 筥崎宮近くにありました。
(両親と妹と私の4人、私が小学校に入学する頃まで
今の実家に 当時住んでいた 祖父母とは別に暮らしていました。)

その家の すぐ近くには 消防の分団所みたいな建物があり
記憶が曖昧ですが 確か 消防車が格納されていたように思います。
そして その建物の上には 『火の見やぐら』なるものがありました。

下画像はプラモですが、まぁこんな感じだったように思います。下

火の見やぐら

やぐらの上には、半鐘があり、
火事の際 その半鐘を カンカンカンと打ち鳴らすのです。

幼少の頃は、この半鐘のカンカンカンという音を聞くと
もう怖くて怖くてしかたありませんでした。
のちに この半鐘はサイレンに代わり
ウ・ウーウ ウ・ウーウといった音に代わりましたが
それでも しばらくは トラウマになっていました。

中学生くらいの頃には
どこが火事かテープで流れるのを聞くTEL番号があって
サイレンの音を聞くと 電話口に駆けて行き ダイヤル回して
どこが火事が確認してました。
『近くだよ』とか『遠いよ』といった具合に.....
(その頃の 家の電話は まだダイヤル式でした。
また その番号にはすぐにはつながらず、
何度も何度もダイヤル回してました。)

いつの頃か、その『火の見やぐら』も取り壊され
今では見ることができません。

当時は 周辺に高い建物がなかったので
見渡すことができたのでしょうが
時代とともに 高いビルやマンションなどの建物が建ち並び
『火の見やぐら』の役目をなさなくなったのでしょう。

考えてみれば 私が幼少の頃は
2階建ての実家の屋根の上にあった 物干し台から
福岡空港を(当時は板付(いたづけ)空港って呼んでました。)
離発着する飛行機も見えてましたから
周りに 高い建物がなかったのですね。
(当然 今では 航空法による高さ制限ギリギリと思える
高い建物が建ち並んで視界はさえぎられていますが...)

今 火事を知るのは 近くを消防車が走って行く
サイレンによることしかないですね。

幼少の頃は 恐怖だった 『火の見やぐら』の半鐘の
カンカンカン という音が 今は少~し懐かしいです。



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Posted by ryosuken at 21:34│Comments(0)その他
 
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プロフィール
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中村良輔。  一級建築士。 福岡市(博多)出身の島ナイチャー。
               沖縄に住んで17年.....
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